みなさんこんにちは。[息子はゼロ歳の株主] ゼロ株ママです。
突然ですが、皆さんは視力に自信がありますか?
ゼロ株ママは運転時には眼鏡をかけますが、基本的に裸眼です。
それに対し、元々夫は目が悪く、コンタクトや眼鏡がないと全く何も見えない人でした。
夜お手洗いに行くだけでも眼鏡がないと部屋を出られないし、地震などで緊急避難が必要な時に、眼鏡が壊れて何も見えないととても危険です。
そんな夫が昨年9月に受けたICL手術について今回は紹介していきます。

ICL (Implantable Collamer Lens) とは?
ICLとレーシックの違い
視力矯正と言えばレーシックが有名ですが、数年後に視力が落ちることもよくあるそうです。
私の父と母は二人とも10年以上前にレーシック手術を受けましたが、一気に老眼が進み、数年後には視力も落ちて眼鏡をかけるようになりました。
レーシックは角膜を削る手術の為、基本的に1度きりしかできません。(角膜の厚さがあればもう一度できることもあるそうです)
それに対し、ICLは眼内専用のコンタクトレンズを埋め込む手術です。

レーシック治療の適応外であったり、効果が期待できないなどレーシックが適さない方への治療法として、虹彩と水晶体の間に人工のレンズを挿入する有水晶体眼内レンズ手術(フェイキック手術)があります。
2018年時点で世界64か国、合計77万眼に挿入された実績があります。
ー品川近視クリニック 「有水晶体眼内レンズ(後房型)挿入手術説明・同意書」より
レーシックとICLのメリット・デメリット比較
メリット | デメリット | |
レーシック |
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ICL |
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ICLは角膜を削る必要がないので、強度近視や角膜が薄い人でも受けられます。
基本的に値段を考慮しなければICLの方がオススメというような説明でしたが、機械が角膜のみを削るレーシックと比べ、ICLはレンズを後房に埋め込むため安全性はレーシックの方が上とのことでした。
最大のデメリットは金額ですが、夫の場合はかなり近視だったのと、重度の乱視もあったのでレーシックでもICLでもほとんど費用は変わりませんでした。

それではICLのメリットについてもう少し詳しく掘り下げていきます。
ICLの7つのメリット
治療を受けた品川近視クリニックのパンフレットから、ICLの7つの特徴を紹介していきます。
- 角膜を削らない視力矯正治療
- 再強度近視の人に最適
- レンズ交換の必要なし、近視の戻りなし
- 長期安定性
- 厚生労働省認可
- 両眼同日の治療が可能
- UVケア
角膜を削らない視力矯正
レーシックと違いICLは角膜を削らない為、不正乱視を抑えることができます。
ICLは角膜を削らないので、中に埋め込んだコンタクトを交換して再度治療をすることができます。
再強度近視の方に最適
ー10D以上の再強度近視に最適な治療とのことです。
強度近視の人がレーシックを行うと不正乱視になり折角視力が回復しても見えづらくなることがあるそうです。
前述した通り、ICLは角膜を削らないので不正乱視を抑えられるというメリットがあります。
レンズ交換の必要なし、近視の戻りなし
一旦レンズを挿入すると、交換せずに視力を維持することができます。
レーシックと比べ、ICLは時間が経っても視力が落ちることはほとんど無いのが最大のメリット。
折角手術をしたのに、また視力が落ちてしまっては元も子もありませんよね。
長期安定性
ICLの素材はコラーゲンを含む「コラマー」という素材でできています。
目の中で異物として認識されにくい優しい素材なので、違和感は感じにくいようです。
厚労省認可
2005年に米国FDAで承認され、その5年後には日本の厚労省からも高度医療機器として承認されています。
両目同日の治療が可能
ICLは特殊な器具を使用してレンズを挿入するシンプルな治療の為、両目で15分程度しかかりませんでした。
具体的な流れについては後述します。
UVケア
ICLにはUVカットの紫外線吸収剤が含まれており、UVカット率は90%とありました。
紫外線は眼病の原因になるので、常に目を守ってくれるのは嬉しいですね。
手術までの流れ
選んだのは品川近視クリニック
夫が選んだのはICLで有名な品川近視クリニック。
全国に数店舗あり、まずは無料の適応検査を受けに行きました。

東京・札幌・名古屋・梅田・福岡の5か所あり、値段もリーズナブルな為人気なようです。
手術当日に私も同席しましたが、クリニックは綺麗で清潔感がありました。
ICLの費用
近視度数 ー5D未満 | 419,000円 |
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近視度数 ー5D以上 | 489,000円 |
乱視用レンズ | 100,000円 |
3年目以降の定期健診 | 1回5,000円 |
品川近視クリニックでは60回払いも可能なので、月5,000円前後の支払いで手術が可能です。
ただし、レンズ代の19万円は治療予約時に内金として支払うので注意が必要です。
保障期間は3年で、3年以内の定期健診は費用に含まれています。
適応検査
夫は左目が乱視だった為、検査の一週間前からコンタクト着用を辞めるように言われたそうです。

視力検査の他に暗室でいくつか検査があったそうですが、どれも痛みは無かったようです。
検査後のカウンセリングでどの矯正術を選ぶかを決めます。
念のためレーシックの話も聞いたところ、ドライアイになりやすいことやまた近視になってしまう可能性があるとの説明がありました。
夫は元々ICL手術と決めていたようなので、この段階でICLに決定。
決定から3週間後に予約ができたので、次はいよいよ手術当日です。
手術当日:手術前検査
手術日の朝からコンタクトは着用禁止です。念のため私も付き添いました。
手術の流れ
- 受付
- 2種類の目薬(瞳孔を広げる薬と麻酔)を小一時間ほどかけて差す
- 先生から改めて手術の説明
- 手術室に呼ばれ、リクライニングシートのような手術台へ
- 目を器具で広げる(一番痛い)
- 手術スタート
リクライニングシート付の手術台に座り、目の部分だけ開いた布をかぶせられて手術がスタートします。
まずは器具で目を広げるのですが、これが手術の中で一番痛かったそうです。

装着後は痛みはなかったようで、目の前に持ってこられたライトをずっと見ているよう指示されます。
瞳孔を広げる目薬を差していたこともあり、そのライトが兎に角眩しかったようです。
手術中は先生から「メスで切りますよ」や「レンズ入れますね」と先生が声をかけてくれるのですが、患者はライトしか見えないので、何かされている実感は全く無いそうです。

手術後は、目を開けた瞬間から世界が変わります。
術後の視力検査は両目とも2.0で、眼内レンズも良い位置で固定されているということでした。
2種類の目薬、眼帯、保護メガネの3つをもらって帰宅しました。

手術室では先生の他に3~4人看護師の方がいた為、思ったよりも大がかりな印象を受けたそうです。
術後制限
術後1週間の禁止事項:
- コンタクトの着用NG
- 洗顔NG
- 先発NG
手術から一週間は常に保護メガネを着用しなければなりません。
雑菌が目に入ると感染症になる恐れがあり、最悪失明してしまう可能性があるのでなるべく守りましょう。


ちなみに渡された保護メガネがダサすぎたので、夫はユニクロで花粉症対策メガネを購入していました。
黒縁で形もお洒落ですし、しっかりと保護してくれるのでオススメらしいです。
無意識に目を触らないよう、寝るときはプラスチックの眼帯のような物で目を覆っていました。
割と制限が多く不便そうだなと思いながら見ていましたが、目が良くなった嬉しさの方が断然大きかったようで、そこまで気にならなったようです。
治療後の定期健診
保障期間の3年間の間に、何度か定期健診があります。
- 翌日
- 1週間後
- 1か月後
- 3か月後
- 6か月後
- 1年後
- 以降1年ごと
費用のところにも記述していますが、3年目以降の定期健診は1回5,000円かかります。
術後1年の生活
快適で大満足
現在術後約1年経っているので、夫に感想を聞いてみました。

コンタクトを付ける手間が省けるのはもちろん、夫がICL手術を受けて一番良かったのはドライアイの改善とのことでした。
コンタクト時代は常に目が乾き、目薬をよく差していましたが、術後、目の乾きを感じる事は一切無くなったそうです。
目薬を差しているところも全く見なくなりました。
ICLはやっぱりオススメ
コンタクト代だと思えばそこまで費用は高くない
ICL手術の金額自体は高額ですが、7年分のコンタクト代だと思えば決して高くはありません。
肝心の視力ですが、手術直後の検査では両目とも2.0でしたが、今年の健康診断では1.5だったそうです。
手術直後は過矯正になりやすく、時間が経ってくると1.2~1.5くらいに落ち着いてくるようです。
2.0だった時は、視力が良すぎて近くのものを見るのが辛かったようなので、今の視力が丁度良さそうですね。
レーシックをしている人は多いですが、ICL手術をしている人はまだまだ少ないので、話のネタにもなるようです。
私の周りにもICL手術に興味がある人が多いようで、夫の体験談をよく聞かれます。

おまけ:紹介優待チケットで2~3万円安くなる
ちなみに品川近視クリニックでは紹介優待チケットがあり、ICLの場合は2~3万円安くなります。

メールでも送れるので、知り合いで通っている方がいれば是非聞いてみてください。
紹介した人にも謝礼がもらえるのでWINーWINで喜ばれると思いますよ。