みなさんこんにちは。[息子はゼロ歳の株主] ゼロ株ママです。
今年の3月に第一子を出産した私ですが、早生まれママが苦しむ保活の洗礼を受けながらも、生後2か月の6月1日に途中入園することができました。
早生まれだから保活をどうしようと悩んでいる方の参考になれば幸いです。
少子高齢化が進んでも、子育て人気地域は保活が大変
子育て人気エリアは未だに待機児童が多い
少子高齢化が問題になっている日本ですが、子育て世代に人気のエリアは未だ待機児童が多いのが現状です。
私たちは妊娠を機に子育てに定評のある地域に引っ越したのですが、これが保活的には大失敗。
国内でもランキング上位に入るくらい待機児童の多い地域だということを知りました。
家の周りは保育園だらけ。500メートル圏内を探しただけで6件ありました。

保育課には「0歳4月入園」を勧められる
安定期に入った頃、市の保育課に相談に行きました。



保活激戦区の為、例え0歳4月でも第一希望に入れない人も多いと言われ、一気に焦り始めました。
昨年の実績を見せてもらうと、入りやすいと言われる0歳児クラスも4月時点で定員が埋まっていました。



自転車で通うことも視野にいれ、応募する園を出来るだけ増やして1歳4月に応募するのが一番可能性が高いとの助言を頂きました。
1歳は一般的に定員が増えるので、0歳からの繰り上がりを除いてもある程度の募集が出されます。
2歳は新規の枠がないことが多く、空きが出ることは少ないそうです。
その為1歳の4月を逃してしまうと、幼稚園入園の3歳まではほぼ運任せ。
誰かの引っ越しや退園を待つしかありません。

自分が復職したいタイミングで保育園を探していては遅すぎることを知る
特別「早く仕事復帰したい」と思ってはいませんでしたが、なんとなく6ヶ月〜1歳くらいでできればいいなと思っていた私。
どうやら自分の希望通りに上手く進めることは不可能だということに気付きます。
4月入園が無理なら途中入園しかありません。
途中入園希望を出し、どこでも良いから空きがでたところに入るという選択肢しかありませんでした。
早生まれが保活に不利な理由
4月1日時点で生後43日経ってなければならない
確実に保育園に入りたい人は、0歳4月に入園し、復職という王道コースを選ぶのが無難です。
しかし、早生まれはなかなかそう上手くいきません。
息子のえむくんは3月生まれ。4月ではまだ生後1ヶ月にもなっていません。
認可保育園の受け入れは園によって違いますが、どれだけ早くても生後43日以降。
15件の保育園を調べ上げましたが、認可保育園は生後57日~半年以降が多く、認可外は生後6か月以降ばかりでした。
家から近い認可外保育園は、離乳食が始まるのを目安としていた為、ざっくり生後9ヶ月からというところもありました。
0歳4月の入園しようと思うと、遅くても2月中旬までに産まれてないと不可能ということになります。

4月入園の申し込みは前年の秋から始まる
4月入園の手続きの時期は前年の10月ごろ。
早生まれママは、まだ産まれてもいない我が子の書類を提出することになります。
1月生まれであればギリギリ4月入園が見込めるので、夏ごろから見学をしておきましょう。
「まだ産まれるのは先だし・・・」と構えていると、4月入園を逃してしまう可能性があります。
2月3月生まれのママは一旦諦めて、途中入園にかけるしかありません。
私の保活スケジュール
9月 市の保育課を訪問し、今後について相談
安定期付近で産休後の引継ぎが始まった為、復帰時期についても考えるようになりました。
住んでいる地域が保活激戦区なのはなんとなく知っていた為、まずは市役所の保育課を訪問することに。
ちょうど4月入園の問い合わせや書類の提出時と重なったこともあり、かなり混雑していました。
保育課で確認したこと
- 認可保育園のリスト等をもらう
- 我が家の点数を確認
- 点数を増やす方法を教えてもらう(認可外保育園やベビーシッター利用)
点数とは?
よく「点数を増やすために認可外保育園を利用して・・・」と聞きますが、具体的に点数とはなんのことかご存じでしょうか?
この点数(指数)が高ければ高いほど優先的に保育園に入れるのですが、「基準指数」「調整指数」「優先順位」の3つに分けられます。
点数(指数)の種類
- 基準指数: 保護者の就労状態や健康状態によって変動
(フルタイム>パート、入院中や介護中だと加点など) - 調整指数: 家庭状況によって変動
(同居の祖父母がいると減点、保育園に兄弟がいると加点など) - 優先順位: 同じ点数の場合に、優先づけられる項目
(自治体によって変わる。居住歴が長い、所得が低い方を優先など)
私はフルタイムかつ復帰予定という一般的な共働きの指数しか持っておらず、入りやすいという状況ではありませんでした。
週に〇回ベビーシッター利用歴があったり、認可外保育園に通っていると点数が上がる自治体が多いです。

10月 通えそうな保育園をピックアップ。見学依頼
認可保育園・認可外保育園問わず、通える距離の園を全てエクセルでリスト化しました。
認可保育園 | 施設種類 | 定員 | 対象年齢 | 距離 | 評価 | ||
認定こども園 | 90 | 43日 | ~ | 就学前 | 400m | A | |
小規模A型 | 19 | 60日 | ~ | 2歳児 | 250m | B | |
公立保育所 | 80 | 57日 | ~ | 就学前 | 500m | C | |
私立保育所 | 120 | 43日 | ~ | 就学前 | 1.1km | B | |
小規模A型 | 12 | 6か月 | ~ | 2歳児 | 450m | D | |
私立保育所 | 90 | 57日 | ~ | 就学前 | 1.6km | C | |
公立保育所 | 130 | 57日 | ~ | 就学前 | 900m | D | |
小規模A型 | 19 | 6か月 | ~ | 2歳児 | 1.6km | - | |
小規模A型 | 12 | 6か月 | ~ | 2歳児 | 1.6km | - | |
私立 | 60 | 3ヶ月 | ~ | 就学前 | 500m | - | |
認可外 | 企業主導型 | 12 | 6か月 | ~ | 2歳児 | 500m | A |
企業主導型 | 12 | 6か月 | ~ | 就学前 | 600m | A | |
企業主導型 | 19 | 9ヶ月 | ~ | 4歳児 | 150m | C | |
企業主導型 | 12 | 6か月 | ~ | 2歳児 | 800m | E | |
企業主導型 | 19 | 6か月 | ~ | 2歳児 | 1.1km | B |
候補は15件。
登園は毎日のことなので、遠すぎる園は候補から外しました。
腰が据わる前に入園が決まってしまうと自転車に乗せることもできないので、実際に真夏や真冬にベビーカーや抱っこ紐で歩くことを想定してみることが大切です。
とはいえ、えり好みできる立場ではなかったので家から1.5km以内の12件は全て見学することにしました。
11月~ 随時見学開始(出産までに12件見学)
産まれてもいない状況でしたが、認可外も含めてとにかく片っ端から見学をしました。
「うちはここ数年途中入園の実績がなくて・・・」と言われることもありましたが、とりあえず行かせてほしいとお願いして見させてもらいます。
途中入園とは言えど、自分で園の優先順位を書くことはできるので、見学は大切だなと思いました。
見学ポイントは後述します。
1月 再度保育課訪問 必要書類を確認
ある程度見学が終わると、再度保育課を訪問しました。
私の住んでいる自治体は、途中入園の場合は子供との面談が必要です。
産後1か月は外出が難しいので、1か月検診後に途中入園希望の書類を持ってくるよう言われました。

3月 出産
無痛分娩で無事出産しました。
夫は最後まで4月生まれにならないかなと淡い期待を抱いていたようですが、見事打ち砕かれたようです。笑

4月 1か月検診後に保育課再訪、途中入園手続き
母と一緒に息子を連れて市役所を再訪しました。
書類を提出しただけで、特に息子が行く必要がなさそうな印象でしたが、無事手続き完了。
5月 途中入園の決定通知書が届き、面談
5月1日時点では、不承諾通知が届きました。
来年3月までに入れればいいやと思っていたので、ちょっとほっとしながらも半月後また市から通知書が。
そこには「決定通知書」と書かれており、第二希望として出した保育園の名前が・・・・
まだまだ生まれたばかりで首も座っていない息子のえむくん。
頻回授乳も続いており、母乳が足りないのかもとミルクを足し始めたころでした。
早くても入園は生後6か月頃かななんて思っていたので、かなり複雑な心境でした。

ここからは急ピッチで入園準備が進みます。
数日後には園と面談し、入園に必要なものを揃えるために赤ちゃん本舗へ。
慌ただしくしていたらあっと言う間に2週間経ち、保育園初日を迎えました。

6月 入園・慣らし保育
最初の月は慣らし保育と言って、数時間行って帰ってくるを繰り返します。
徐々に時間が長くなるのですが、この月はまだ仕事復帰はできないと考えた方が良いです。
入った園の慣らし保育スケジュール
1週目 9:00~10:50
2週目 9:00~12:30
3週目 9:00~16:00
4週目 勤務証明に基づいて利用時間決定
最初の週は行ってすぐ帰ってくるので、家事をしながらそわそわしていたらすぐ時間が過ぎました。
同じクラスの子は遅生まれが多く、既に1歳になっている子もちらほら。
つかまり立ちをしたり歩き出す子たちの横で、ベビーベッドでメリーを見つめる生後2か月の我が子を見た時、なんだか悲しくなって泣いてしまいました。

もちろん、小さい内から保育園に入って良かったこともたくさんあったので、そちらについては別の記事で書こうと思います。
保育園見学ポイント
通える距離かどうか
結局これが一番大切だと思います。
特に、月齢が小さい赤ちゃんは暑い日・寒い日に抱っこ紐やベビーカーで長時間移動させるのは心配・・・。
かと言って首も腰も据わっていないのに自転車に乗せるわけにはいきません。
毎日出社前に車で送り迎えが可能な場合は問題ありませんが、私は家から500m圏内の保育園を優先に書きました。
第2希望ではありましたが、一番近い保育園(徒歩2分)に入園できて本当にラッキーだったと思っています。

持ち物の多さ
保育園によって持ち物の種類は大きく違ってきます。
私の印象では、一番持ち物が多いのは公立の保育園。
中でも一番親の負担になるのがお昼寝布団セットと使用済みオムツの持ち帰り。
金曜日に敷布団等を含む布団セットを持ち帰り、週末に洗って月曜日にまた持っていきます。
これがなかなかの大荷物・・・もちろん着替えなど他の荷物もあるので登園するだけでへとへとになります。
週末の洗濯も大変ですし、使用済みオムツを持って帰るのも嫌だったので公立保育園はなるべく下の順位で提出しました。
同じ認可保育園でも、私立の保育園は荷物が少なめです。
ほとんどの園では簡易ベッドを置いている為、お昼寝グッズとして上からかけるタオルケットを持ってくるよう言われました。
今通っている保育園も比較的荷物は少なめだと思います。

通っている保育園の持ち物(0歳児クラスの場合)
- お昼寝用タオルケット(月曜日)
- 帽子(月曜日)
- 水遊び用バスタオル(夏のみ)
- 着替えセット②
- お食事エプロン
- スタイ③、ガーゼ③、ループタオル
- オムツ⑤
親の負担となるイベントや父母会があるかどうか
これも公立の保育園のみ100%存在したのが、父母会です。
詳しくは覚えていないのですが、父母会主催のイベント等があったり、アルバムづくりなどの委員があったりと仕事が割り当てられるようでした。

また、親が強制参加のイベントがどれくらいあるかも確認しておきました。
ただでさえ保育園に通いだすと体調を崩しやすく、仕事を休みがちになります。
その上毎月親が参加するイベントがあると、かなり負担が大きくなってしまいますよね。
園によってはお弁当持参の遠足などのイベントがあるところもありました。
園庭の有無・外遊びについて
マンションの1階にあるような小規模保育園では、専用の園庭がないことがほとんどです。
そんな保育園では100%近くの公園で遊ぶようですが、具体的にどこに行っているか聞いていました。
幸いうちの近くには大規模な公園がいくつかあるので、その辺りに連れていくというところが多かったです。
もちろん専用の園庭やプールがある大きな保育園は魅力的ですが、その分倍率が高いです。
雨が降っても、どれだけ寒くても一日一回は公園に行きます!という保育園もあれば、天気が悪い日は室内で遊ぶという保育園もありました。

結局は運が大きい
その運を手繰り寄せる為には準備が不可欠!
色々書きましたが、結局は空いたところに入るしか選択肢はありませんでした。
たまたま良い保育園に空きがでて、うちに入園の権利が回ってきたのは運としか言いようがありません。
とはいえ、万全の準備をしていたからこそこの結果につながったと思っています。
月齢の小さい赤ちゃんを保育園に預けるのは可哀想?
ママもパパも、できることならずっと子供といたいですよね。
でも、子供を育てる為にはどうしたってお金が必要。頑張って稼がないといけません。
別の記事で理由は詳しく書こうと思っていますが、私は生後2か月から保育園に通わせたことを後悔していません。
毎日お友達からたくさんの刺激と、保育士さんからの愛をもらって帰ってきます。
私と一日過ごすだけでは体験できなかったことをたくさんさせてくれる保育園には感謝でいっぱいです。
そのおかげなのか成長スピードが著しく、どんどん赤ちゃんから幼児へと進化していくのが少し寂しい気はします・・・。
共働き世帯の方が多くなった日本ですが、まだまだ働くママパパには厳しい環境であることは確か。
無事保育園に入園できても、子供が風邪を引いて思うように働けない日々が続きます・・。
とはいえ、まずは保活を乗り切ることが目標。
早生まれのママさんパパさんは不利だと感じることも多いと思いますが、万全の対策をしていればなんとかなります。
妊娠中から出来ることもたくさんあるので、プレママは今から情報収集をしておきましょう。
