みなさんこんにちは。[息子はゼロ歳の株主] ゼロ株ママです。
2021年に第一子を出産した私が、第一子を妊娠~無痛分娩で出産するまでの流れを紹介していきます。
目次
妊娠発覚(5週目)と産院選び(9週目)
プチ妊活についてはこちらの記事をご覧ください。

【PCOS妊活レポ】生理不順だと妊娠しにくい?多嚢胞性卵巣症候群の私が第一子を妊娠するまでPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)で低用量ピルを5年以上服用していた私の妊活についてご紹介します。生理不順の為20代前半でレディースクリニックに通い始め、30代に入りそのまま同じ婦人科で妊活を始めました。費用や期間など、妊活を考えている方の参考になれば幸いです。...
妊娠が発覚したのは5週目でしたが、通っていたレディースクリニックから産科への紹介状をもらったのは9週目でした。

ゼロ株ママ
まだ流産の可能性が高いからと、9週目までは母子手帳をもらいにいくのは止められました
子供は欲しいけど出産は怖い
痛いのが大の苦手な私
昔親知らずの抜歯中に過呼吸になったこともありますし、注射も苦手で針を見ることができません。

ゼロ株ママ
出産の痛みに耐えれるかな…
無痛分娩にしたらいいんじゃない?

パパ
周りの友達は皆自然分娩だったのでその発想はなかったのですが、早速色々調べました。
無痛分娩ができる産院探し
里帰りの予定はなかった為、妊婦健診で通うことを考えて会社の近くで探しました。

ゼロ株ママ
特別田舎な訳でもないのに2件しかない・・・
無痛分娩ができる産院の数は圧倒的に少ない
東京都は無痛分娩を行っている病院が56件、大阪府では39件あります。
(厚生労働省「厚生労働省のウェブサイトに掲載を希望した無痛分娩取扱施設の一覧」より)
愛知県では24件。鳥取県だと県全体で1件しかありません。
家の近くや里帰り先でそもそも無痛分娩ができる病院自体がないケースも多いんです。
こちらのサイトからは全国の無痛分娩施設が検索できるようになっています。
(ただし、東京は20件・大阪は10件と厚労省のサイトよりも少ないので全部は網羅できていないようです)
しかもその病院の医師全員が無痛分娩を行えるわけではなく、人気の産院は妊娠発覚後すぐに予約しないと埋まってしまいます。

ゼロ株ママ
悩んでいる間に予約が埋まってしまうことも
一つ目の大きなハードルですね。
日本ではまだまだ普通分娩が主流
私が通った産院の先生いわく、フランスでは約9割・アメリカでは半数以上が無痛分娩での出産を選ぶそうです。
2016年のデータなので増えているとは思いますが、日本ではたった5.3%(日本産婦人科医界)です。
日本の帝王切開と無痛分娩の実施率(2014-2016)
Chart by Visualizer
先ほども記述した通り、日本で無痛分娩の割合が少ない理由は主に2つ。
- 対応施設が少ないこと
- 費用が高くなりがちなこと
大きな病院であれば麻酔科の先生がいますが、日本では小規模の産院が主流。
無痛分娩は対応するスタッフも増えるので、管理料や麻酔料などが上乗せされます。
無痛分娩レポを読み漁っていた頃、都内の病院だと出産費用が100万円かかった!という記事を読みました。
病院によって設備も違うのでかかる費用は変わってきます。
妊娠したらとにかく産院探しは慎重かつ迅速にしないといけないですね。
人気の産院で運よく予約がとれる
私が選んだ病院は無痛分娩の実績も多く、とにかく人気の病院でした。
歴史ある有名な産院でありつつ、建て替え後の為施設はピカピカ。
3Dエコーも無料で2回撮ってくれます。

ゼロ株ママ
3Dエコーがない産院も多いですよ
幸いレディースクリニックに通っていた為早めに妊娠がわかり、
母子手帳をもらった足でそのまま病院に行きました。
無痛分娩のメリット:体と心の負担が少ない
母体の回復が早い。ただ会陰切開の傷はもちろん痛い
普通分娩では極限状態が続くので、毛細血管が切れる人、全身筋肉痛で動けなくなる人など・・
とにかく産後のママの体はボロボロです。
まあ無痛分娩とはいえ、麻酔が切れた後は会陰切開の傷が痛いんですけどね。
(赤ちゃんに負担をかけない為、8〜9割は切るので覚悟しといてと言われていたし仕方ないですが・・・)

ゼロ株ママ
普通分娩の人は会陰切開の時も麻酔なし…?
出産はゴールではなくスタートなので、なるべく体力を温存して良いコンディションで育児に臨めるのは大きなメリットでした。
出産に対する恐怖やストレスが少ない
「痛くない」というマインドで出産で臨める為、妊娠中はかなりストレスが少かったと思います。
入院前に陣痛がきてしまうこともあるみたいですが、基本的に病院に行って陣痛促進剤を打つのも安心でした。
「一人の時に陣痛きたり、破水したらどうしよう」などと不安にならずすみました

ゼロ株ママ
「一人の時に陣痛きたり、破水したらどうしよう」と不安にならずすみました
余談:保活中に保育園からきたありえないメール
保活中にメールでやり取りをしていた保育園からありえないメールが届きました。

出産までもうすぐなんですね。想像を絶する痛さなので頑張ってください!本当に本当っっに痛いですよ!
ほぼほぼメールの文面そのままです。
心の余裕があったので「そんな不安にさせること言うなんてデリカシーなさすぎる!」と怒り狂わなくてすみましたが、
今思い返してもこの人はなんでこんなこと言ったんだろうと思います。
無痛分娩のデメリット:選べる施設が少ない
無痛分娩ができる環境が少ないのが最大のデメリットかと思いますが、他に挙げるならこの4つです。
- 費用が高い
- 予約がとりにくいので迷っていたらすぐ埋まる
- 医療事故の可能性はある
- 体重管理が少し厳しい
- 分娩時間が長くなることが多い
費用面:私の選んだ産院では、普通分娩プラス9~13万円
相場が分からないので安いのか高いのかいまいち分かりませんね。
ゼロ株ママの場合:
入院費用合計は68万円。自己負担は26万円でした *個室代、吸引分娩の費用含む
入院費用合計は68万円。自己負担は26万円でした *個室代、吸引分娩の費用含む
初日のみ二人部屋で差額ベッド代はかかりませんでしたが、それ以降は個室にしました。
全て含めると68万円でしたが、出産一時金が42万円なので、自己負担は26万円となります。
ちなみに妊婦検診の自己負担は全部で14,000円でした。

ゼロ株ママ
自治体からの助成はあるのですが、大体1回につき1000円払った気がします
体重管理が少し厳しい
これも産院によるとは思うのですが、体重が増えすぎると無痛分娩ができなくなるそうです。
私の産院の場合は+10kg以内にキープする用言われました。
個人的に体重管理には気を使っていたので+7kgで特に注意をされたことはありません。
安定期や臨月は運動を心がけ、7キロ歩いた日もありましたが、その結果妊娠8ヶ月で切迫早産になりかけました。

Mくん
やりすぎだよママ・・・
痛みがない分いきむのが大変。次の日に持ち越すことも多い
痛みがないデメリットとして、いきみ方が分からないことがあります。
普通分娩では痛みに耐えるときに自然と体に力が入るのですが、無痛なので自分で力を入れるしかありません。
でも赤ちゃんがお腹がでてこれるくらい力を入れるのは結構大変。
陣痛促進剤を打てる時間は日中のみと限られていたので、夕方までにある程度お産が進んでいないと次の日に仕切り直しになります。

助産師
そろそろいきむ練習しましょうか。普段使わない筋肉なんで頑張ってくださいね
妊娠前から筋トレしていたので、これなら得意かもしれません

ゼロ株ママ

助産師
本当ですね!赤ちゃん出てきちゃうので先生くるまでやめましょう!
腹筋の途中で止めてお腹の上の方に力をいれるイメージです。
私は普段から運動も筋トレもしていたのでかなりスムーズにいきました。

ゼロ株ママ
筋トレしてて良かったー!
赤ちゃんを外に出すには相当力が必要
腹筋に近いイメージなので、日ごろから筋トレをしている人はかなりやりやすい
私が無痛分娩を選んだ理由
出産をトラウマにしたくなかった

ゼロ株ママ
単純に痛いのが嫌でした
二人目・三人目の可能性が少しでもあるなら、出産をトラウマにしたくなかったんです。
産まれる瞬間を落ち着いて体験できたのは無痛分娩を勧めてくれた夫のおかげです。
本当に全然痛くないの?
産む瞬間は腰から下の感覚は皆無でした。
ただし、陣痛は完全に無くすとお産が進みにくいらしく、あくまで和痛。
MAX7割くらいの陣痛を経験しました。
詳しくは別記事にしていますが、無痛だと調子乗ってた私にとって陣痛は信じられないくらい痛かったです。
ゼロ株ママの産院では陣痛は和痛、生む瞬間は無痛
陣痛も痛くない完全無痛分娩
ができる産院もある計画無痛分娩の出産日はいつ決まる?
1週間前に言われるけど、延期になることも
大体1週間前に候補日を言われ、子宮口の開き具合を数日前に確認されます。
当日の朝に最終確認してゴーがでるという流れでした。
私は一度入院準備をして病院に行ったのに、「まだ産まれなさそうだから来週きてください」と言われたことがあります。

ゼロ株ママ
その日の午後はいろんな人から「産まれた?」と聞かれました
当日の流れとかかった時間
朝病院について、6時間半後には産まれた
別の記事に超詳細に記録しています。
8:30に病院について、バルーンや陣痛促進剤を入れてもらい、15時には生まれました。
陣痛が来てからの6時間のスーパー安産でした。
平均分娩時間は約15時間
ただし陣痛促進剤を使える時間に制限があるので、翌日に持ち越すことも多い
(人手の多い日勤中のみ)
産後の感想
学生の頃から「痛いの嫌だから出産したくない」と思っていた私が無事出産できたのは無痛分娩のおかげです。
普通分娩も無痛分娩も帝王切開も、全て命を誕生させる素晴らしい方法。
どれがよくてどれが悪いなんてことはありませんが、私は無痛分娩で産むことができて良かったと思っています。
一度も逆子にならなかった我が子にも感謝ですね。
当日の詳細についてはこちらの記事でめちゃくちゃ細かく書いています。

【無痛分娩レポ】本当に痛くない?結論:陣痛と会陰切開は痛かった!痛いのが大の苦手な私が経験した計画無痛分娩当日の流れです。2021年に出産。朝病院についてから産後までかなり細かく書いているので、参考になれば嬉しいです。...

ゼロ株ママ
無痛分娩をするか悩んでいる人、これから控えている人の参考になれば嬉しいです。