みなさんこんにちは。[息子はゼロ歳の株主] ゼロ株ママです。
こちらの記事(第一子を妊娠~無痛分娩で出産するまで)では妊娠から無痛分娩で出産するまでの流れを紹介しました。

今回は出産当日について、詳しくレポートしていきます。

出産当日:受付~入院が決定
7:00~ 朝ご飯
病院にもよるかもしれませんが、朝ご飯は食べてきていいと言われたのでサンドウィッチを食べていきました。
ちなみにお昼は食べられないので次の食事は出産後の夕方でした。
8:30〜 病院到着
前週「子宮口がまだ固い」と帰らされたので、今度こそ入院できるかドキドキしながら病院へ。
痛みもなく元気いっぱいだったので、一人で電車に乗って産院に向かいます。
電車は割といっぱいだったのですが、ドア横の手すりを確保しました。

8:45〜 尿検査と担当医による内診
まずいつもの妊婦健診と同じように尿検査をし、担当医と院長に内診してもらいます。
「まだ思ったより少し固いですが、今日産めるよう頑張りましょう」と言われ入院が決定。
バルーンを入れ、内診ぐりぐりというすさまじい痛みに耐えました。(これ出産まで何回もやります)
この時点ではまだ少し子宮口が固いので明日になる可能性もあるとのこと。

先生

9:00~ 先生に同意書を渡して血圧検査
また1週間延期するのは嫌だったので、入院できるだけよかったと思いながら同意書を渡して血圧検査をします。
9:10〜 受付で入院書類の確認
LDRへ移動。
LDRは陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、回復(Recovery)の頭文字
陣痛から産後までを同じ部屋で過ごすシステムです。
この時点で既に陣痛らしき痛みがスタートします。
LDRに移動して助産師さんと挨拶
9:15〜 担当の助産師さんと挨拶、個室の確認
最初から最後までほとんどつきっきりでいてくれた素晴らしき人。
この人がいたからお産を乗り越えられたと言っても過言じゃありません。

お通じがいつきたか聞かれ、朝きたことと便秘体質ではないことを伝えました。
出産前は浣腸をされるとブログで読んで怯えてたので拍子抜けです。
入院する部屋についてもこの時確認されました。
トイレ付きの個室を希望したのですが、空いていなかったので初日は2人部屋。
次の日から部屋の引っ越しをすることになりました。
ちなみに個室希望の人が多いので、同室の人はいませんでした。
9:30〜 LDRで着替え、陣痛促進剤スタート
助産師さんと入院関連の書類確認を行います。
NSTと点滴をつけるのですが、陣痛のせいで腰が痛かったので体制を横向きに変えてもらいます。
いつのまにか陣痛促進剤スタート!
10:00〜 麻酔
横向きになり、背中を丸めて麻酔を打ってもらいます。
助産師


お腹も大きいし腰も痛いしでこ背中を丸めるこの体制は結構辛かったです。
助産師+看護師+担当医の3人体制だったのですが、助産師さんは私が動かないよう頭などを固定してれます。
ちくりとした痛みが数回あって終了でした。
この時すでに腰がめちゃくちゃ痛く、陣痛は7分間隔でした。
(普通分娩だとまだ病院に行くか行かないかくらいなのかな?)
ちなみにこちらの記事にも書きましたが、陣痛は無痛じゃないんです!

完全無痛の病院もあるようですが、私が出産したところでは「陣痛の痛みが全くないとお産が進みにくい」との理由で3割くらいしか和痛してくれませんでした。
無痛分娩にも種類があり、病院によって異なるので予めきちんと確認しましょう
- 和痛分娩・・・痛みを和らげてくれる
- 無痛分娩・・・陣痛は耐える
- 完全無痛分娩・・・陣痛も麻酔をかけてくれる
10:20〜 あぐらをかくよう言われる
赤ちゃんが降りてきやすいようあぐらをかくよう言われました。
この時子宮口は1.5センチで陣痛は3分おき。
腰だけじゃなくてお腹も痛くなってきて、無痛分娩とはなんぞや…と痛すぎて腹立たしくなったのを覚えています。

助産師

陣痛を10段階とすると、7前後で麻酔を入れてくれ痛みがなくなった
- ある程度痛みがあったほうが子宮が開く
- 早く入れるとお産が進みにくいし、副作用だけが蓄積されるから



もう既に我慢できないくらい痛かったので、7まで耐えれるか不安になりました。
- 麻酔が始まったらトイレとご飯はNG
- トイレは間隔おきに導尿してくれる
10:30〜 夫、会社から帰宅
午後休みの予定だった夫ですが、既に会社を早退したとの連絡がありました。


10:40~ 先生の内診
やっぱり内診がすごくすごく痛い…
無理やり広げてるのかなんなのか分からないけどとにかく痛い…
もはや麻酔して欲しいレベルで憂鬱でした。
腰の痛みが限界突破しそうだったので先生に泣きつくと、麻酔が効いてきたらましになるから、と励まされます。
内診後の反応からしてあまりお産が進んでないようでした。
陣痛は2~3分おきに30〜40秒間続きました。
結構痛いのですが、前日ドキドキして眠れなかったので、陣痛の間はたまに眠くなってうとうと・・・
10:50 近くの部屋で赤ちゃんが生まれる
近くの部屋で普通分娩の方のうめき声が聞こえました。
だんだん大きくなり、最終的にテレビの音をかき消すくらいの叫び声が聞こえて怯えます。
予想通り普通分娩の方が出産した瞬間でした。
11:00〜 陣痛間隔はまだ2〜3分
陣痛が始まると痛みが1分くらい続いて辛く、赤ちゃんの足がある胸の下の骨あたりが攣(つ)りそうになりました。
陣痛が去ると急に暇になります。
助産師さんは10分おきくらいに見に来てくれましたが、いない間は一人寂しく痛みと戦いました。

11:30〜 先生内診
子宮口は2〜3センチ
お産は確実に進んでいると言われ少し元気がでます。
でも導尿も内診もやっぱり痛くてテンションはまた下がりました。
陣痛が本格的に痛くなってくる
12:00〜 陣痛の痛みが強くなり、息ができないレベルに
息を止めると赤ちゃんが苦しむので、頑張って空気を吸います。
やっぱり陣痛の合間なら携帯をいじる元気もありましたし、朝ごはんを食べた時間が早すぎてお腹もすいてきました。
12:10〜 子宮口3センチ 1~2分間隔に
陣痛が痛すぎて我慢できないレベルに達しました。
1〜2分間隔になり、麻酔いつなんだ…と絶望していました。
お腹も腰も痛すぎて心が折れかけます。
無痛にするためのお金払ってるのにいつから無痛になるんだよとイライラしてました。
12:30〜 看護師さんが点滴変えてくれる
陣痛くると息もできず、深呼吸するよう言われます。
13:00〜 担当医内診 自然破水&バルーン抜けて6センチに。
やっと破水したので、「今日生まれそうですか?」と聞いてみました。
だけど先生の返答に絶望します。

促進剤をやめてもお産が進めばいいみたいですが、ピタッと止まる人もいるんだそうです。
その場合は翌日に持ち越すのですが、こんなに痛くてどうやって夜越すんだろうと心配になりました。
ついに麻酔!全く痛くなくなり無双状態に
13:15〜 助産師さんが麻酔を入れてくれる
過呼吸寸前であまりに痛そうにしていたので、助産師さんが麻酔を2回入れてくれました。(1回じゃ効きませんでした)
背中がすーっと冷たくなるのがわかりました。
右足だけやたらと麻酔が効いて、ぜんぜん力が入らない
13:30〜 四つん這いの体制になるよう指示
大きめのビーズクッションの上にうつぶせになるよう言われます。
足が痺れて力が入らないので体勢を変えるのが一苦労でしたが、この体勢になってから急激にお産が進みました。
14:10〜 担当医内診 子宮口全開に!
麻酔を入れてもらったので初めて内診が痛くなく、天国に突入。
気づけば子宮口がなんと全開になっており、お医者さんも助産師さんもびっくり!
慌てて夫を呼ぶよう指示があり、家を出るように連絡します。
出産間近の為、分娩時の痛みを和らげる麻酔が追加されました。
こちらは今までの持続性重視(10分後くらいから効いてくる)のものと違って即効性があるらしいです。
14:20~ 助産師さんといきむ練習開始
- 陣痛のタイミングで2回深呼吸
- 3回目4回目は深く息を吸って止める
- ベッド端を掴んで自分に引き寄せながら腹筋の上の部分に力を入れていきむ
- 4回目は3回目より長く行う(20〜30秒力を入れ続けると良し)
これを6~7回繰り返しました。
鉄棒にぶら下がって足を90度持ち上げる時に激似です。(やったことない方には伝わらないですね)
なんとなく出産ってお尻に力を入れるものかと思っていたんですが、実際は結構腹筋を使いました。
無痛だと痛みがなくて上手くいきめない人が多いらしいのですが、普段から筋トレをしたりマラソンで持久力をつけていたのが良かったみたいです。


次の日腹筋が筋肉痛になるのかなと思いましたが、全然平気でした。
ちなみに痛みが和らいでいるとはいえ陣痛がくると鈍痛が襲ってきます。
でも麻酔が効く前と比べたら生理痛以下でした。
14:45~ 引き続き陣痛の度にいきんでいると頭が見える
頭が出てきてしまったので夫が到着するまで練習ストップになりました。
14:55~ スタッフに案内され、夫がLDRに到着
夫は連絡からなんと5分後には電車に乗ってくれていたので爆速で着きました。
エントランスに呼びに行ってもらい、LDRに入ってもらいます。
紙?で覆ってくれてるとはいえ、足を広げている姿を見られるのはすこし抵抗がありました。
いきんでる瞬間は見られたくないと助産師さんに伝え、カーテンの向こう側で生まれるまで待機してもらいます。
15:05~ 担当医、看護師など5人のスタッフが集合
お腹を押されて吸引され、1回いきんだだけで頭が出てきました。

いきむのが上手かったためほとんど手伝わなくて済んだそう。
会陰切開後、息子ちゃんが元気な声で生まれてきてくれました。
ついに出産!赤ちゃんと対面
15:08~ 出産
臍の緒を切ってもらい、夫に入ってもらいました。
希望すれば夫に切ってもらえるそうですが、プロにやってほしかったので私は遠慮しました。
お腹に赤ちゃんを抱いて写真撮影。
コロナ禍の為、10分ほどで夫が退出させられました。
頑張ったご褒美にゴディバを買ってきてくれていました!
分娩時間 約6時間の安産でした(初産婦平均は15時間)
一人になりほっと一息
15:30~ 赤ちゃんがベビールームへ連れていかれる
産まれた瞬間の赤ちゃんは血と油でベトベトだし、肌も黒くて驚きました。
出てきた感触もあまりなく、そんなに実感が湧かなかったです。
ふにゃふにゃだったので怖くて抱っこできないかと思いましたが、助産師さんがお腹の上に置いてくれました。
スタッフさんが撮影したり泣き声を録音してくれたりもしていました。
会陰切開の傷を縫ってもらい、胎盤を取り出してもらいます。(臍帯血バンク登録済み)
15:30~ 久々の食事
おやつに出されたおにぎりを2つ食べました。お腹が空いてたので幸せを感じます。
ついでに入院スケジュールなどの説明を助産師さんから受けました。
(会陰切開の痛み止めとしてロキソニンを服用)
16:10~ 体温と血圧測定
この日はお風呂に入れないので、助産師さんが体を拭いてくれます。
産後すぐのお腹を見ると、予想以上にお腹が引っ込んでて驚きました。
16:30~ 綺麗になった赤ちゃんと同室
授乳の練習をしてくださいと言われ頑張ってみるも、興味ないのかほとんど吸ってくれませんでした。
嬉しくて写真を撮りまくりましたが、iPhoneのシャッター音に一切反応せず。
出産時は赤ちゃんも命懸けなので、回復のため産後の8時間は眠るそう。
その間はミルクもあげないらしいです。
17:10~ 赤ちゃん退室、血圧と体温測る
出産から2時間後、自力で歩けるようならトイレに行って大丈夫とのことです。
私の場合右足の痺れが抜けず、夜ご飯は入院部屋ではなくLDRで食べることになりました。
座ると腰が痛くなってきたので少しベッドを倒してもらいます。
まだ麻酔が効いていましたが、会陰切開をした為急いで楽天で円座クッションを購入しました。

18:00〜 夜ご飯と夜食(LDR)
足の痺れが取れる代わりに腰に激痛が走ります。
さすがにおにぎりを食べてるので完食ならずでした。
腰痛は麻酔痕が痛むのか、後陣痛なのかは分かりませんでしたが、食後に痛み止めを服用しました。
18:45〜 歩行練習とトイレ
尿意はなくても3〜4時間おきに行くよう言われました。
麻酔が切れてどんどん傷や腰が痛くなる
19:00〜 二人部屋へ移動
隣がいないので一人で広々使えました。
産後ハイになるかと思いきや眠くて仕方なかったです。
19:30〜 ゴディバでテンション回復
横になると腰は痛くないので、辛うじてスキンケアだけしてごろごろします。
20:00〜 本格的に眠くなり頑張って歯磨き
歯磨きの為立ち上ろうとすると、腰が痛すぎて一人悶絶・・
20:30〜 貧血で立ち眩み
出産中に膀胱が圧迫されることにより感覚が鈍り、尿漏れする人も多いと言われたので、こまめにトイレに行くように心がけました。
ゆっくり立ち上がったはずなのに貧血で立ち眩みがしました。恐らく悪露のせいですね。
会陰切開の傷が痛くなりそうだったのでまたまたロキソニンを服用します。
21:00〜 助産師による検温とお腹の戻り確認
体温は37.1度でした。
お腹はぺたんことまではいきませんでしたが、腰まわりが一気に産前まで戻ったなと実感。
一瞬仰向けになっただけで腰に激痛が走ります。
出産時に骨盤が緩んだのが原因だそう・・・

21:30〜 就寝
以上、コロナ禍の無痛分娩出産レポでした!
無痛分娩をするか迷っている人、これから控えている人に少しでも参考になれば嬉しいです。
かなり長くなりましたが、読んでいただきありがとうございます!