みなさんこんにちは。[息子はゼロ歳の株主] ゼロ株ママです。
2021年春に第一子を出産した私ですが、もともとPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)の為生理不順になり、レディースクリニックに通っていました。
今回の記事は、生理不順で低用量ピルを5年以上服用していた私のプチ妊活について綴っていきます。
20代前半 生理不順の為レディースクリニックへ
PCOSと診断される
10代ではそこまで気にならなかったのですが、社会人になり生理がとても不規則になりました。
生理痛も重いし、2ヶ月近く生理が来ない時も。
ストレスかな?と思いながら同期に勧められたレディースクリニックへ。
そこで多嚢胞性卵巣症候群(polycystic ovary syndrome:PCOS)と診断され、低容量ピルを処方されました。
PCOSとは?
- 両側卵巣に多数の小卵胞が見られるというもの
- 女性の5〜10%に起こる
- 一般的な生理不順や不妊の原因
- ホルモンバランスが崩れることで排卵が障害されると考えられる
多嚢胞性卵巣症候群 (polycystic ovary syndrome : PCOS)とは、「両側の卵巣が腫大・肥厚・多嚢胞化し、月経異常や不妊に多毛・男性化・肥満などを伴う症候群」と定義されています。
液体で満たされた袋状の病変(嚢胞)が卵巣に多数生じ、卵巣が腫れて大きくなることにちなんで名づけられました。
避妊希望の場合、低用量ピルを服用するよう言われる
妊娠を希望していない場合は、低用量ピル(経口避妊薬)等のホルモン剤を服用します。
ピルを服用することでホルモンの血中濃度を正常化させ、子宮内膜がんのリスクを回避してくれるそうです。
診断された時は独身だったので、毎日決まった時間に低用量ピル(ファボワール)を服用することになりました。
妊娠希望になればピルを辞めて排卵誘発剤を服用
妊娠を希望する場合、まずはピルの代わりに排卵誘発剤を処方されました。
何度かタイミング法を試みて効かないようならFSH製剤を注射されます。
腹腔鏡下卵巣開孔術という手術が検討されることもあるそうですが、クリニックの先生は「妊娠するかどうかは結局は運」と言っていました。
生理不順は放っておくと妊娠し辛くなる?
生理不順に悩んでいるなら、妊活前に産婦人科へ行こう
私のようにPCOSが原因で生理不順になっているのであれば、早めに低用量ピルを服用しておいた方が妊娠しやすくなるそうです。
逆を返せば、放っておくと妊娠し辛くなるということ。
すぐに妊娠を希望していなくても、将来に向けた投資だと思ってクリニックは受診しておくのが良いと思います。
ピル服用のメリットデメリット
メリット | デメリット |
生理が安定する | 副作用の可能性 (頭痛・吐き気・むくみなど) |
月経量が減り、 生理痛が緩和される |
費用が高い (1シート3,000円前後) |
妊娠しやすい体づくり | 処方の為の通院が面倒 |
避妊効果がある | 飲み忘れるとリセット |
子宮に関する病気の軽減 | |
ニキビ治療 |
ー参考:富松レディスクリニック 「低用量ピル(OC)のメリット・デメリット」
イギリス・フランス・ドイツの3か国では10代の低用量ピルはなんと無料!
ドイツでは15-45歳の女性の50%以上が使用しているそうです。

個人的にピルの最大のデメリットは費用です。
保険が利かないので、1シート(1カ月分)当たり約3,000円が全額負担。
また、飲み忘れが24時間以内なら2日分まとめて飲めば良いのですが、それ以降になると避妊効果はなくなり、期間の途中でも飲むのをやめて生理が来るのを待つよう言われます。
生理がきたらまた●日目から再開するようにと指示があるので、飲み忘れには注意が必要ですね。
2020年1月 自己判断でピルをやめてみる
すぐ不正出血が始まる
結婚して4年目で、子供について考えるようになりました。
「妊娠希望の段階になったら言ってね」と先生に言われていたのですが、ピルを止めればいいと思っていたので、自己判断でやめてみました。
すると早速不正出血…
一か月程だらだらと出血が続いたので、結局クリニックへ行って妊娠希望だと言うことを伝えました。


クリニックでの妊活流れ
低用量ピルを処方されたクリニックでそのまま妊活を開始しました。
簡単に妊活の流れをまとめていきます。
1ヶ月目 妊娠希望の相談
低用量ピルを処方してもらう為に通っていたレディースクリニックへ行き、妊娠希望の為ピルを辞めたいと相談しました。
一度自己判断でピルを辞め、不正出血が続いていたので一旦ピルを再度服用し出直すことに。
まずは風疹や子宮頸がんなどの検査から始まりました。
- 風疹の免疫検査
- 子宮頸がん検査
2ヶ月目 風疹の予防接種
免疫検査の結果、風疹の予防接種を受けるよう指示がありました。
小さいころ風疹の予防接種を二度受けているにも関わらず、また受けるように言われたのでびっくり。
通っていたクリニックは会社の近くだった為、住んでいる市町村とは違う場所にありました。
市から一部補助があったので、家の近くの内科で予約をとって予防接種を受けました。
- 注射から1ヶ月は妊活禁止
- 1か月経過後、クリニックでノアルテン錠(飲み薬)を処方される
3ヶ月目 ついに妊活開始
排卵日を教えてもらい、その数日後に受診して確認するを繰り返します。
その他は特に特別なことはありませんでしたが、頻繁に病院に通うのが面倒でした。
4ヶ月目 引き続きタイミング法
3か月目と同じく、タイミング法を続けます。
5ヶ月目 排卵誘発剤 処方
- セキソビット錠100mg(排卵誘発)
- デュファストン錠5mg(ホルモン製剤)
- 黄体ホルモン?注射 (2度ほど)
- 民間の葉酸サプリ(BELTA葉酸)契約
タイミング法自体は変わらなかったのですが、飲み薬を処方されたり注射を打ったりしました。
なんとなく葉酸を取った方が良いという知識があったので、BELTAサプリも契約。
6ヶ月目 引き続きタイミング法継続
- デュファストン錠 再処方
7ヶ月目 妊娠発覚★
意外とあっさり「着床してるねー」と言われ、妊娠が発覚しました。
- 5週目 胎嚢確認
- 7週目 かかりつけの甲状腺専門病院で検査
もともと甲状腺摘出手術をしたことがあり、半年に一度通院している病院へ行きました。
妊娠中は甲状腺ホルモンが多く必要ということで、チラージンを処方されます。
8ヶ月目 母子手帳交付・産院を探して分娩予約
- レディースクリニック卒業、紹介状もらう
- 9週時点で産院初診、分娩予約
週数が浅い内は流産の可能性が高いので、母子手帳をもらいに行くのは8~9週まで待つよう指示がありました。
もちろんレディースクリニックでは出産できないので、自分で産院を探して検診の申し込みをしました。
先生から「紹介状を書くので、母子手帳をもらいに行ってご自身で産院を探してください」と言われた時点でクリニックを卒業です。

妊活の感想
子供は授かりものだと言いますし、私は妊娠しにくい体質だと思っていたので、こんなに早いと思いませんでした。
先生曰く「結局は運なんだよね」とのことです。
妊活開始から妊娠までにかかった費用
レディースクリニックに支払った金額は約3.3万円
レディースクリニック受診20回 | 33,600円 (子宮頸がん検査含) |
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風疹の予防接種 | 6,300円 (内2500円助成金) |
BELTA葉酸サプリ | 月/3,980円 |
産院への紹介状 | 2,800円 |
合計 | 約5万円 |
基本的に妊活というと何十万~何百万円かかるイメージですが、本当に人それぞれです。
私は比較的スムーズに進んだので、葉酸サプリを除くと4万円台で済みました。
計画的に妊娠を希望している方はクリニックなどに通う方が確実ですし安心ですね。
妊娠後にかかった費用についてはこちらをご覧ください。

妊娠はスタート地点。なるべく準備して臨みましょう
体力づくりや健康的な食生活を身につけておくのが大切
妊娠中はなかなか動き回ることはできませんが、産後は待ったなしでハードな育児生活が待っています。
あらかじめ運動や筋トレで体力をつけておくことで出産時や産後とても助かるので、妊活中であれば積極的に体力づくりをしておくのが大切だと思います。
私は元々運動が好きだった為、日ごろから筋トレやランニングをしていましたが、腹筋を鍛えておいて良かったと出産時に心底思いました。

結局は運要素が大きいので、あまり悩まない方が◎
妊活は費用もかかりますし、プレッシャーやストレスで焦ることも多いと思います。
私が通っていたクリニックの先生は「体に何の問題がない人もなかなか妊娠しないこともあるし、結局は運だよ」と言っていました。
辛いこともあると思いますが、あまり頑張りすぎないように気楽にいきましょう!
PCOSの方や妊活を考えている方の参考になれば嬉しいです。